国産材を使うこと
木は成長の過程で空気中の二酸化炭素、太陽の光、水分により光合成を行ない、結果、炭素を取り込み、酸素を空気中に放出しています。木の炭素吸収・貯蔵の活発な活動は50年程度といわれています。伐採しそこにまた新しい木を植えると、森林の二酸化炭素の吸収は再び活発になり、その伐採された木は木造住宅として、炭素を固定し続けていきます。木の伐採というと環境破壊のように聞こえますが、その後には新しい木を植え再び活発な光合成を行なうという、自然界のサイクルに則したものです。

何十年も地元の気候で育ち、その地の気温、湿度、天候に適した材に育っている地域材を使うということは、外国で育った輸入材よりも気候に馴染むため、耐久性の高い、愛着のある家が建てられます。また、外材を使うと船による運搬などで無駄なエネルギーの消費につながる一方、地域の材を使うと、運搬ルートは短く、これがエネルギーの節約にもつながります。

国産材のニーズが少ないと、林業の衰退に繋がります。これにより手入れのされない山林が増えると、保水機能の低下などにより洪水や土石流などの自然災害を引き起こします。こうした災害を引き起こさないためにも、適したサイクルで木を手入れ、活用し、林業活動を活性化させる必要があるのです。
戦後、日本で積極的に植林が行われ、現在、充分成育した状態にあります。これらを活用することで気候風土に合った耐久性の高い住まいが手に入り、日本の林業を支え、環境にも寄与できるのです。
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